転スラのルミナスの正体!メイドではなく覚醒魔王だった!

転スラのルミナスの正体!メイドではなく覚醒魔王だった! ルミナス

この記事では転スラ(転生したらスライムだった件)の登場人物であるルミナス・バレンタインについて詳しく解説していきたいと思います。

ルミナス・バレンタインは十大魔王(現在は八星魔王)の一人に数えられている人物です。

普段はメイド服を着た美少女で従者のフリをしており、初登場のシーンでは誰もメイドである彼女がルミナス・バレンタインとは気付けませんが、とある出来事が切っ掛けでバレてしまうのです。

魔王としてユニークスキルは勿論、究極能力(アルティメットスキル)も強力で物語内において重要なキャラクターとして位置づけられているルミナス・バレンタインのメイドとしての姿と、魔王としての姿を順を追って解説していきたいと思います。

この記事の概要
  • ルミナス・バレンタインの真の姿
  • ルミナス・バレンタインの強さ(ユニークスキル、アルティメットスキル)

※【注】転スラのネタバレを含んでいます
目次の後から記事の本文が始まります。

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転スラのルミナス・バレンタインの正体!普段は魔王バレンタインのメイド!

ルミナス・バレンタインはメイド服やゴスロリ風の服を好んで着用しており、容姿も銀髪ロングヘアーの美少女で傍から見ると、とても魔王には見えません。

ですが、転スラ(転生したらスライムだった件)においてビジュアルが強さに比例しないのは魔王ミリム・ナーヴァが天災級(カタストロフ)という時点でお分かりだと思います(笑)

ルミナス・バレンタインの表向きの姿はメイド!

ルミナス・バレンタインの表向きの姿はメイド!(C)川上泰樹・伏瀬・みっつばー・講談社

ルミナス・バレンタインの初登場シーンは漫画の17巻第78話で魔王達の宴(ワルプルギス)が開催された際に、魔王バレンタインの従者としてメイド服を着用し参加しています。

銀髪ロングヘアーのかわいいメイド服の女性、体格も華奢で小柄な事からとても強そうには見えませんし、ましてや彼女が本当の魔王等とは到底思えません。

ですが、リムル=テンペストは彼女を一目見ただけでルミナス・バレンタインの魔素量が魔王バレンタインを軽く超えている事を見破っており、その魔素量の多さや、ルミナス・バレンタインから感じ取れる強者感により魔王の従者等ではないという事も見抜いていました。

ルミナス・バレンタインの正体は西方聖教会の神?

率直にいうとルミナス・バレンタインの正体は西方教会が信仰し、崇めている「」です。西方教会という組織は「ルミナス教」を布教し、広める事を目的としており、その西方教会が「神」として崇め奉っているのがルミナス・バレンタイン本人です。

彼女はそんな自身を信仰している西方教会を表で行動させ、自分は裏から国を支配しています。

しかし、神聖法王国ルベリオには西方教会が奉る法皇が存在しており、法皇がいるという事はルミナス・バレンタインは国を支配できていないのではないか?と思われますがこの法皇もルミナス・バレンタインの配下ですので実情、ルミナス・バレンタインが西方諸国を牛耳っている事になりますね。

この「ルミナス教」の教えとして魔物は絶対悪とされており、魔物を撲滅させる為の活動をしています。

ヒナタ・サカグチも西方教会に属していますのでリムル=テンペストと邂逅した時「魔物を撲滅」が念頭にあり、あの様な殺意剥き出しの戦いになったと考えればこのルミナス教の教えがどれ程のものなのか分かりますね。

ルミナス・バレンタインの真の正体はヴァンパイアの魔王!

ルミナス・バレンタインは西方教会の象徴である「神」とは別の顔があります。実はルミナス・バレンタインの本当の姿は吸血鬼族(ヴァンパイア)なのです。

吸血鬼族(ヴァンパイア)は魔物達の中でも上位の魔物であり、ルミナス・バレンタインはその中でもでも真祖の姫君と言われており、特に位が高いです。立ち振る舞いが優美なのはその為ですね。

吸血鬼族(ヴァンパイア)であり、「夜魔の女王(クイーン・オブ・ナイトメア)」という二つ名を所持する魔王の彼女自身、魔物ですので西方教会の教えである魔物撲滅の対象なのですが、西方教会の人間は自分達が「神」と崇め奉っているものが魔物である事を知りません。

ルミナス・バレンタインがルミナス教の教祖をやっている理由とは?

では何故、ルミナス・バレンタインが吸血鬼族(ヴァンパイア)という事を秘匿して「神」として君臨し、国を裏から動かしているのかという疑問ですが、それは単に「美味しい血を飲む」という吸血鬼族(ヴァンパイア)として当たり前の欲求を満たす為でした。

吸血鬼族(ヴァンパイア)の食事は無論、人間の血液なのですがその血液は「幸福を感じると上質になる」らしいのです。現代で言うところの幸福物質(ドーパミン等)が血液を美味しくするという事なのでしょうか?(笑)

魔物が人間達に対し大暴れしていると、脅威から「幸福を感じる人間」が少なくなり、上質な血が飲めず、粗悪な血しか飲めなくなるので吸血鬼族(ヴァンパイア)達にとってその様な状況は避けるべき事態です。

確かに美味しくない食事は魔物のみならずとも、誰もが避けたい事ですよね(笑)

そこで魔物達を絶対悪とした西方教会の「ルミナス教」を布教する事で

  • ルミナス教を信仰する者達を魔物達から保護する
  • 信仰した者達は魔物達への恐怖心が減り幸福を感じる様になる
  • 吸血鬼族(ヴァンパイア)達は美味しい血が飲める

という方程式が出来、現在の人間と吸血鬼族(ヴァンパイア)達の関係性が出来上がりました。

中々に回りくどく壮大な計画ですが、リムル=テンペストも人間の姿になって一番初めにした事は食事でしたので、それだけ生きていくうえで食は大切なもののようですね。

ルミナスとクロエ(クロノア)の関係とは?

ルミナスが支配していた国をヴェルドラが滅ぼした際に、勇者であったクロノアヴェルドラを封印したのが切っ掛けでルミナス・バレンタインとクロノアが出会い、友人となりました。

ルミナス・バレンタインからしてみればクロノアはヴェルドラから自分を守ってくれた命の恩人であり又、初めて出来た友人という事で敬愛する対象となります。

二人は友人として仲を深め、クロノアから「氷の棺に入ったクロエ」をルミナス・バレンタインが預かりました。クロノアは大事なクロエを預け、ルミナス・バレンタインはクロエを護る、二人が友としてお互いを信用しているのが分かりますね。

そんな大事な友人から預かったクロエの棺が、魔王達の宴(ワルプルギス)が終わった後に強奪されたシーンでは、ルミナス・バレンタインが作品内において最も怒った姿が見れます。

転スラのルミナス・バレンタインのユニークスキル&究極能力(アルティメットスキル)!

ルミナス・バレンタインの表の姿、裏の姿の解説はいかがだったでしょうか?

次項ではルミナス・バレンタインが八星魔王(オクタグラム)として相応しい強さを持っている事を、ユニークスキルや究極能力(アルティメットスキル)を介してご説明させたいただきます。

ルミナス・バレンタインはヴァンパイアなのに太陽光もへっちゃら

現代のゲームや漫画は勿論、映画の題材としてよく取り上げられるヴァンパイアですが、その弱点は共通して太陽の光ですよね。

本来、ヴァンパイアは太陽光を浴びると焼かれてしまい灰になるのが定番ですが、ルミナス・バレンタインはこのヴァンパイアの弱点である太陽の光を克服した「超克者」なのです。

超克者という事で弱点がないルミナス・バレンタインは、魔物の中でも最上位の存在として君臨しています。

ルミナス・バレンタインのユニークスキル「色欲者(ラスト)」

ルミナス・バレンタインのユニークスキルは七つの大罪にもある「色欲者(ラスト)」というものです。これはとても珍しい生と死を司るスキルですが、攻撃力が上がったり防御力が上がったりといった物理に特化したスキルではありません。

ルミナス・バレンタインの「色欲者(ラスト)」の効果は回復です。この回復能力が後に究極進化した際には極限まで能力が引き上げられ超回復となります。

ルミナス・バレンタインのアルティメットスキル「色欲之王(アスモデウス)」

ルミナス・バレンタインが魔王達の宴(ワルプルギス)に参加している正にその時、ユウキ・カグラザカの指示によりクロノアから預かった大事なクロエの棺が強奪されてしまいました。

ルミナス・バレンタインは友人であるクロノアから預かったクロエの棺を奪われ大変激怒します。

その怒りによりユニークスキル「色欲者(ラスト)」が進化し「色欲之王(アスモデウス)」となり大幅に能力が向上。

究極能力(アルティメットスキル)となった「色欲之王(アスモデウス)」は回復能力であった「色欲者(ラスト)」を更に凌ぐ死者蘇生能力へと進化していたのです。

作品内ではこの「色欲之王(アスモデウス)」を行使し、ヒナタ・サカグチを蘇らせました。

ルミナス・バレンタインの強さ&能力を解説

ルミナス・バレンタインの能力は直接戦闘で使えるものではありません。

ですがルミナス・バレンタインは覚醒魔王であり、吸血鬼族(ヴァンパイア)という上位の魔物という事で魔素量が大変多く、戦闘能力も優れています。

ヴェルドラがルミナス・バレンタインが支配する国を破壊した際には激怒し、ヴェルドラと戦闘をしており、止めきれなかったとはいえ暴風竜で天災級(カタストロフ)を相手に互角の勝負をしているのでその強さは十二分と言えますね。

ルミナス・バレンタインは覚醒魔王!

ルミナス・バレンタインは覚醒魔王!(C)伏瀬・みっつばーマイクロマガジン社

ルミナス・バレンタインは覚醒魔王(真なる魔王)という事で十大魔王の中でも上位の強さを誇っています。

吸血鬼族(ヴァンパイア)、そして覚醒魔王として魔素量は他の者に引けを取らず、「色欲之王(アスモデウス)」という死者蘇生能力の特異性が作品内において大事な役割を担っていますが究極能力(アルティメットスキル)が戦闘向けではない為、戦闘で際立った活躍はありません。

転スラのルミナス・バレンタインの配下とは?

ルミナス・バレンタインの強さに直結する自身の種族である吸血鬼族(ヴァンパイア)についてやユニークスキル、究極能力(アルティメットスキル)等の解説をしてきましたがいかがだったでしょうか?

次項ではルミナス・バレンタインの配下であるルイ・バレンタインロイ・バレンタインギュンター・シュトラウスの三人について深く掘り下げていきましょう。

この三人は「三公」と呼ばれており、作品内でもストーリーに大きく関わってくる為、詳しく解説していき、作品をより楽しんでいただけたらと思います。

ルイ・バレンタイン

それではルミナス・バレンタインの配下である「三公」の一人、ルイ・バレンタインについて詳しく説明していきましょう。

このルイ・バレンタインという人物、実は表の姿は神聖法王国ルベリオの西方教会が奉っているルベリオス法皇なのです。

ルイ・バレンタインは西方教会が布教している「ルミナス教」を広める為に暗躍し、1500年という長い年月の間、法皇として君臨しており、ルミナス・バレンタインを支え続けてきた忠臣で強さも折り紙付きの人物です。

ルイ・バレンタインはあまりに強大な力を有していた為、その力を抑える事が出来ず、ルミナス・バレンタインがロイ・バレンタインと二つに存在を分け、力を半分にし姉弟とする事で存在自体を安定させました。

ですがラプラスの手によりロイ・バレンタインが殺害された際に二つだった存在は一つに戻り、存在を分ける前の強大な力を取り戻してしまっています。

ロイ・バレンタイン

ロイ・バレンタイン(C)川上泰樹・伏瀬・みっつばー・講談社

では次にロイ・バレンタインについて解説していきましょう。

ルイ・バレンタインロイ・バレンタインは元々一つの存在でしたが、その強大過ぎる力故にルミナス・バレンタインによって存在を二つに分けられた人物です。

表向きはルミナス・バレンタインに代わり、「鮮血の覇王(ブラッディロード)」という二つ名で魔王として1500年もの間、周囲を欺き続けていました。

ルイ・バレンタインは表の顔として法皇に、ロイ・バレンタインは裏の顔として魔王に、というルミナス・バレンタインの為(美味しい血を飲む為)に完璧な体制を作り上げたのです。

戦闘能力が一番高いのはルミナス・バレンタインですが、ロイ・バレンタインも中々の実力者で過去に呪術王カザリームと互角の戦いを繰り広げていました。

ですが強い故に自信家であり、作品内においてはその性格が祟り魔王達の宴(ワルプルギス)の後にラプラスの手によって殺害されてしまいます。

ギュンター・シュトラウス

ルミナス・バレンタインの配下である「三公」の中でも特に強いのがギュンター・シュトラウスです(ラプラスがロイ・バレンタインを殺害後、一つの存在に戻ったルイ・バレンタインの方が強いですが)。

ルミナス・バレンタインの執事をしているギュンター・シュトラウス。何でも卒なくこなし、外見が年老いた男性という事もあり執事の鏡のような男性ですね。(セバ〇チャンと呼びたくなりますね(笑))

ルミナス・バレンタインの統治している国の政治はギュンター・シュトラウスに一任されている以外にもルミナス・バレンタインの護衛は勿論、執事として紅茶の準備等、全てをこなす完全無欠の人物です。

「転スラのルミナスの正体!メイドではなく覚醒魔王だった!」まとめ

ここまで転スラ(転生したらスライムだった件)に登場する魔王ルミナス・バレンタイン自身のユニークスキルや究極能力(アルティメットスキル)、その配下達について詳しく解説してきましたがいかがだったでしょうか?

ルミナス・バレンタインは覚醒魔王という事もあり八星魔王(オクタグラム)の中では勿論、作品内においても上位の強さを誇るキャラクターです。

そんな彼女は異世界転生者のヒナタ・サカグチやクロエといった物語のキーパーソンともいえる人物達と深い関わり合いがあり、大変重要な役割を担っているといえます。

転スラ(転生したらスライムだった件)のストーリーと切っては切れない西方教会が信仰する「神」がルミナス・バレンタインであり、魔物の撲滅を信条としている集団のトップが魔物というチグハグさがとても面白いですよね(笑)

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