この記事では転スラ(転生したらスライムだった件)において重要な役割を担っている魔王達の一覧についてご説明いたします。
作品内では八星魔王(オクタグラム)や十大魔王、覚醒魔王、魔王進化等、魔王という単語がつく言葉が沢山でてきます。これらを一つ一つ、順を追ってご説明いたしますので是非とも最後までご覧下さい。
転スラ(転生したらスライムだった件)に出てくる魔王とは現代の認識と同じく、魔物達のトップに君臨する者の総称です。魔王達と複数形なのは魔王になる為の条件をクリアした者が複数名いる為、そのように表現されています。
条件を満たすと魔王になれる為、その強さにはふり幅があり、同等の強さを保持している訳ではないので強さのランクが違います。
又、十大魔王は10人の魔王達の名称に対し、八星魔王(オクタグラム)は8人の魔王達に対する名称でそれぞれメンバーが若干異なります。
それでは、十大魔王より後に出来た八星魔王(オクタグラム)のメンバーからご紹介しましょう。
- 八星魔王(オクタグラム)メンバー一覧
- 十大魔王メンバー一覧
- 元魔王達一覧
- 覚醒魔王一覧
※【注】転スラのネタバレを含んでいます
目次の後から記事の本文が始まります。
転スラの八星魔王(オクタグラム)とは?
八星魔王(オクタグラム)は転スラ(転生したらスライムだった件)の物語において話しの中枢を担うとても重要なキャラクター達です。
この八星魔王(オクタグラム)ですが、物語の初期には10人おり「十大魔王」と呼ばれていました。
ですが物語の途中で魔王だった者が死亡したり、力の差を痛感して魔王を辞退する者が現れた為、最終的に8人にまで減り、リムル=テンペスト命名の元「八星魔王(オクタグラム)」へと名称が変更され、現在にの形となりました。
それでは転スラ(転生したらスライムだった件)に登場する十大魔王の後身、八星魔王(オクタグラム)のメンバーを一人ずつご紹介したいと思います。
迷宮妖精(ラビリンス):ラミリス
魔王ラミリスは「迷宮妖精(ラビリンス)」の二つ名を持つ妖精族でミリム・ナーヴァやギィ・クリムゾンと並び「最古の魔王」に数えられる人物です。
言動や行動が幼く、とても魔王には見えませんが彼女はまだ成長途中の子供なのです。というのもラミリスは、死んでは記憶を持ったまま生まれ変わるという転生と成長を繰り返すキャラクターで、長い年月をかけて最終的に「妖精女王(エレメント)」になり初期とは比べ物にならない程、強くなります。
天災級(カタストロフ)のミリム・ナーヴァと肩を並べるギィ・クリムゾンの7日間に渡る争いを仲裁したのは当時、妖精女王(エレメント)だったラミリスであり、その成長後の強さは二人と同程度と思われます。
しかし、現在のラミリスは戦闘向きの能力は無く、スキルも「迷宮創造(チイサナセカイ)」というその名の通り自分で迷宮を作り出すスキルですので戦闘には不向きです。実際にラミリスは戦闘を全て、自身の守護者であるベレッタに一任しています。
ですが、この「迷宮創造(チイサナセカイ)」は迷宮内であればラミリスが望んだ物を無条件で創造する事ができるという凄いスキルで、ラミリスが望めば迷宮内に街を丸ごと移動させる事も可能なので戦争等が起こった際に有利に事が運べます。
夜魔の女王(クイーン・オブ・ナイトメア):ルミナス・バレンタイン
ルミナス・バレンタインは「夜魔の女王(クイーン・オブ・ナイトメア)」という二つ名を持つ吸血鬼族(ヴァンパイア)です。
吸血鬼族(ヴァンパイア)は非常に長生きで、外見は若くみえますが数千年の時を生きています。
普段着としてゴスロリのような服を好んで着用していますが、初登場の魔王達の宴(ワルプルギス)ではメイド姿を披露しています。
これは自身が魔王である事を隠す為に配下であるロイ・バレンタインを魔王に仕立て、自身はその侍女として振舞う為の変装でした。
彼女は魔王という傍ら、西方教会が崇め奉っている「ルミナス教」の「神」でもあります。
ルミナス・バレンタインのユニークスキルは「色欲者(ラスト)」という回復に特化したスキルでしたが、ある出来事が切っ掛けで究極能力(アルティメットスキル)「色欲之王(アスモデウス)」へと進化し、死者蘇生を可能としました。
ルミナス・バレンタインはスキルのみならず、自身の能力が回復系や補助系が多く、前線で戦うより後衛としてサーポートとして活躍する事が多いキャラクターです。
作品内にはキャラクターが濃い者が多い中、服装から始まり言葉遣いも丁寧な為、優美で気品溢れる雰囲気が漂っています。
ですが、先述した「色欲者(ラスト)」が「色欲之王(アスモデウス)」へと進化した際には、大激怒した描写があります。理由はルミナス・バレンタインが、友人である勇者クロノアから預かった、クロエの棺が強奪された際に怒り狂い、その怒りによりユニークスキルから究極能力(アルティメットスキル)へ進化する程です。
ロイ・バレンタインは魔王ではなかった?
魔王達の宴(ワルプルギス)に「鮮血の覇王」として登場しているロイ・バレンタイン。中庸道化連のメンバーであるラプラスが、西方聖教会本部の霊峰でも出会ってますがその実、彼はルミナス・バレンタインの配下です。
ルミナス・バレンタインの配下といえど、その実力は元十大魔王のカザリームと互角に戦える程の猛者で、「血刃閃紅波(ブラッドレイ)」という技を多用し得意としています。
「眠る支配者(スリーピング・ルーラー)」:ディーノ
ディーノは「眠る支配者(スリーピング・ルーラー)」の二つ名を持ち、「怠惰」を司る魔王です。見た目はかっこいい美少年ですがいつも寝ています。
魔王達の宴(ワルプルギス)の時もずっと机に突っ伏して寝ており、リムル=テンペストとクレイマンが戦う際に机が消えた時もそのまま寝続けています(笑)
ミリム・ナーヴァと同じく従者がいない為、一人で魔王達の宴(ワルプルギス)へ参加しています。
ディーノは2本の剣(黄金の剣)(闇銀の剣)を所持しており、この2本は神話級の神機で最強の剣と言われています。
剣の技術も作品内最強と言われており、魔法等を使わない戦闘ならば作品内で最強かもしれません。
ユニークスキルは「怠惰者(ナマケモノ)」は「堕落させた者を配下にすると同時に能力を奪う」という中々に怖いスキルです。
このユニークスキル「怠惰者(ナマケモノ)」が究極能力「怠惰之王(ベルフェゴール)」へと進化すると更に強力になりますが、ディーノ本人が動けば動くほど弱くなるという特性があります。
ですが、ディーノが動きながら使用してもその効果は絶大で、応用した「滅びの誘惑」では相手を永遠の眠りへつかせる事ができます。
ディーノにはもう一つ、究極能力(アルティメットスキル)「堕天之王(ルシフェル)」がありますが作品内ではまだ使用されていません。
そんなディーノの正体ですが星王竜ヴェルダナーヴァ(ミリム・ナーヴァの父)の配下の堕天使でユウキ・カグラザカの協力者です。
八星魔王(オクタグラム)には「監視者」として潜り込み、天使に仇なす魔王達の情報収集を目的としていましたが、思考誘導が解け、ユウキ・カグラザカ側ではなくリムル=テンペストの仲間として行動します。
「白金の剣王(プラチナムセイバー)」:レオン・クロムウェル
レオン・クロムウェルは「白銀の剣王(プラチナムセイバー)」の二つ名を持つ異世界人で、元々は勇者でした。
クロエとは幼馴染で共に300年前に異世界へ降り立ち、獲得したユニークスキルによって勇者へ目覚めました。
しかし幼馴染のクロエが暫くするとレオン・クロムウェルの前から姿を消してしまい、レオン・クロムウェルはクロエを探す為に方々手を尽くします。
その一つが異世界から少年少女の召喚をするというものでした。その時に召喚された者の一人がシズさんです。
レオン・クロムウェルの究極能力(アルティメットスキル)は「純潔之王(メタトロン)」というもので、様々な物質を純粋な最小単位に分解する事が出来ます。
分かりやすく言うと「毒水」を「毒」と「水」に分けたり呪いが掛かった「呪血」を「呪い」と「血液」に分けたりする事が可能です。
レオン・クロムウェルは元勇者という事もあり、剣技にも大変優れています。「黄金円盾」と「聖炎細剣」という神話級の神機を持っている事から近接戦闘は作品内においてもトップクラスです。
「大地の怒り(アースクエイク)」:ダグリュール
ダグリュールは「大地の怒り(アースクエイク)」の二つ名を持つ巨人族の大柄な魔王で、暴風竜ヴェルドラと遊び感覚で戦える程の実力を持っています。
大柄な見た目通り力も強く、魔素量も膨大です。そして魔法攻撃無効に加え、物理攻撃への耐久も作品内一で、防御に関しては魔王達の中でもトップクラスに強いです。
先述でヴェルドラと遊び感覚で戦えると書きましたが、実際は兄弟であるグラソードとフェンと合体し、パワーアップした状態で戦っています。
その時の戦いで神話級の大激戦を繰り広げ、次元の歪みができてしまう程でした。
敵としては畏怖の対象でしかない能力の持ち主のダグリュールですが、性格は優しく冷静で見た目とは正反対です。
魔王達の宴(ワルプルギス)が開催された時は、入口で立ち尽くしていたリムル=テンペストに一声掛けて道を譲ってもらったり、クレイマンの長い話しもちゃんと聞いて疑問点を質問する等と他の魔王達よりも優しい事が窺えます。
「破壊の暴君(デストロイ)」:ミリム=ナーヴァ
ミリム・ナーヴァは「破壊の暴君(デストロイ)」の二つ名を持ち、十大魔王(現八星魔王)の中でも初期に登場するキャラクターです。
「最古の魔王」の一人で、ラミリスやギィ・クリムゾンと肩を並べる実力者です。
彼女は竜種と人間のハーフである「竜魔人(ドラゴノイド)」という珍しい魔族で、父親である星竜王ヴェルダナーヴァ(ヴェルドラの兄)から、そのほとんどの力を引き継いでいる為、魔素量は元より攻撃力が並外れて強いです。
普段は幼く、かわいいミリム・ナーヴァですが本気を出す(戦闘形態)と竜種らしく翼と一本角が生えてきます。
ミリム・ナーヴァの究極能力(アルティメットスキル)「憤怒之王(サタナエル)」は魔素を無限に生み出す事が出来るというチート能力で、これが作品内において彼女が最強クラスのキャラクターである理由の一つです。
「竜星爆炎覇(ドラゴ・ノヴァ)」はカリオンの国を一撃で吹き飛ばしてしまう程の威力を持ち、彼女が天災級(カタストロフ)と言われのも頷けます。
「暗黒皇帝(ロード・オブ・ダークネス)」:ギィ・クリムゾン
ギィ・クリムゾンは「暗黒皇帝(ロード・オブ・ダークネス)の二つ名を持つ魔王であり、「原初の悪魔」の一柱で「原初の赤(ルージュ)」という異名まである最強の悪魔でもあります。
世界の創造主である星竜王ヴェルダナーヴァの友であり、「世界の調停者」として雪が吹きすさぶ北方の大地に住んでいます。
魔王達の中でも最強と謳われるギィ・クリムゾン。彼の究極能力(アルティメットスキル)は「傲慢之王(ルシファー)」という一度見た相手の能力を完全再現できるという最強能力です。
究極能力(アルティメットスキル)ですら再現する事が可能で、ギィ・クリムゾン自身の能力が高いのも相まってチート級の強さを誇るスキルです。
更には剣技もトップクラスで、最強の名を欲しいままにしています。
元悪魔という事もあり、残酷な一面も持ち合わせていますが、無駄な戦闘は行わず、力任せではなく思考し、場を見極める冷静な性格をしています。
残酷と書きましたが、最古の魔王の一人でもあるラミリスにはぶっきらぼうな態度で接してはいますが、「古い友人」として敬愛しており、残酷なだけではない優しい一面もあります。
「新星(ニュービー)」:リムル=テンペスト
本作品の主人公であるリムル=テンペストは初め「新星(ニュービー)」と呼ばれ、八星魔王(オクタグラム)の中でも一番新しい魔王ですが、最終的には主人公らしく、魔王達の中でも最強といわれる存在になります。
リムル=テンペストは他の魔王達ですら一つ、どれだけ多くても二つしか所持していない究極能力(アルティメットスキル)を「智慧之王(ラファエル)」(後にシエル)の力を借り、沢山の究極能力(アルティメットスキル)を獲得します。
元々リムル=テンペストはただの強いスライムでしたが、ファルムス王国の兵士2万人を一人残らず殲滅し、死んだ者の魂を生贄に覚醒魔王へと進化しました。
そんな強いリムル=テンペストを下に見たクレイマンは魔王達の宴(ワルプルギス)で、自身の罪を全てリムル=テンペストに擦り付けようとしましたが全て見破られ、戦闘をしかけるも倒されてしまいます。
その結果、リムル=テンペストは魔王と認められ、大幅なメンバー入れ替えを行った後に八星魔王(オクタグラム)の一員になりました。
リムル=テンペストは作品内でイベントが起こる事に尋常ではない速さで強くなっていき、智慧之王(ラファエル)の助けもあり凄い速さでチート化していきます。
転スラの十大魔王とは?旧魔王の一覧!
転スラ(転生したらスライムだった件)に登場する八星魔王(オクタグラム)のメンバーを順にご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
八星魔王(オクタグラム)の前身でもある十大魔王ですが、その名の通り10人の魔王達で構成されていました。
ですが、魔王が死亡、その座を降りる等の出来事等があった為、八星魔王(オクタグラム)と若干ですがメンバーが異なります。
この二つを分かりやすく纏めてみたものが下記です。八星魔王(オクタグラム)のメンバーの名前は赤文字で記載しています。
名前 | 二つ名 | 魔王達の宴(ワルプルギス)後 |
リムル=テンペスト | 新星(ニュービー) | 八星魔王 |
ギィ・クリムゾン | 暗黒皇帝(ロード・オブ・ダークネス) | 八星魔王 |
ミリム・ナーヴァ | 破壊の暴君(デストロイ) | 八星魔王 |
ラミリス | 迷宮妖精(ラビリンス) | 八星魔王 |
レオン・クロムウェル | 白金の剣王(プラチナムセイバー) | 八星魔王 |
ダグリュール | 大地の怒り(アースクエイク) | 八星魔王 |
ディーノ | 眠る支配者(スリーピング・ルーラー) | 八星魔王 |
ルミナス・バレンタイン | 夜魔の女王(クイーン・オブ・ナイトメア) | 八星魔王 |
ロイ・バレンタイン | 鮮血の覇王(ブラッディーロード) | 死亡 |
クレイマン | 人形傀儡師(マリオネットマスター) | 死亡 |
フレイ | 天空女王(スカイ・クイーン) | ミリムの配下へ |
カリオン | 獅子王(ビースト・マスター) | ミリムの配下へ |
ロイ・バレンタインは元々ルミナス・バレンタインの配下で彼女の代わりに魔王を演じていましたので厳密にいうと魔王ではありません。
では、それ以外の八星魔王(オクタグラム)に入っていない十大魔王達を詳しく解説していきたいと思います。
転スラの元・魔王の一覧を紹介!
それでは、先述した八星魔王(オクタグラム)に入っていない「元魔王」達を順に説明していきたいと思います。
まだ十大魔王だった頃にギィ・クリムゾンが「弱者に魔王の名は相応しくない」と言っていた様に、魔王となる者は基本的に強者達です。
強者が魔王に君臨するからこそ、その強者から外れた者達が数名いるのでご紹介していきます。
人形傀儡師(マリオネットマスター):クレイマン
クレイマンは「人形傀儡師(マリオネットマスター)」の二つ名を持っていた十大魔王の一人です。
作品内においてリムル=テンペストがこなしてきた序盤のイベントは、ほとんどクレイマンが画策したものです。
オークロード騒動を初め、カリュブディスの進行、ファルムス王国によるテンペストへの攻撃等、全てをクレイマンが裏で糸を引いていた出来事でした。
クレイマンの能力は相手の心臓を手中に収め、呪いを刻む事によって強制的に支配する能力です。
その能力をより強力にした奥義、「操魔王支配(デモン・マリオネット)」では相手の心臓を奪わなくても呪いを刻む事ができ、簡単に相手を支配する事が可能です。
しかし、自分よりはるかに強い相手には効果を発揮する事ができず、現にミリム・ナーヴァには一切効果がありませんでした。
魔王達の宴(ワルプルギス)では自分が画策し、起こした出来事を全てリムル=テンペストに罪を擦り付けようとしましたが返り討ちにあってしまいます。
クレイマンの中では罪を擦り付け、リムル=テンペストを魔王達総出で倒す予定でしたが、最終的にはリムル=テンペスト陣営とクレイマン陣営(ミリム・ナーヴァ)と分かれて戦い、リムル=テンペストの究極能力(アルティメットスキル)「暴食之王(ベルゼビュート)」に自身の魂ごと喰われて死亡してしまいます。
この出来事によって十大魔王の席が一つ空く事となりました。
天空女王(スカイ・クイーン):フレイ
フレイは「天空女王(スカイ・クイーン)」の二つ名を持つ有翼族(ハーピィ)の女性です。
彼女はリムル=テンペストのように真なる魔王にはなっておらず、自身が進化し、強くなる事によって魔王の座につきました。
かなりの美女でスタイルも良く、服装も胸元が開けている為「おおおおぉ・・・これは見事な・・」とリムル=テンペストの目を釘付けにした程です(笑)
フレイは上空での戦闘はかなり強く、それを可能としているのが彼女自身の能力「魔力妨害」です。
この能力を使い、飛行魔法で飛んでいる相手の魔法を妨害し、一方的に攻撃する事ができます。
しかし、ミリム・ナーヴァ等のように飛行魔法ではなく己の翼で飛んでいる相手には効かず、そのような相手に弱いのが弱点でもあります。
フレイのユニークスキル「双克者(オナジモノ)」にも同じように弱点があります。
このスキルは「自身が受けた攻撃をそのまま相手に跳ね返す」というものなのですが、自身が攻撃を受ける事を前提としたスキルな為、ダグリュールのようにタフならばまだしも、彼女が使うにはあまり実用的ではないと言えます。
作品内ではクレイマンの手駒として配下のような扱いをされていますが、その実、ハメられてしまい強制的に動かされています。
クレイマンの死後は解放され、自由の身となりました。
ですが、クレイマン如きの策略にハメられてしまった事が切っ掛けで自身の力量不足を痛感。
魔王の座を降りる決意をします。
その後はミリム・ナーヴァの配下(親代わり?友達?)となり一緒に行動するようになりました。
獅子王(ビースト・マスター):カリオン
カリオンは「獅子王(ビースト・マスター)」の二つ名を所持する、獣王国ユーラザニアの長です。
彼もフレイと同様、真の魔王にはなっておらず、自身が進化し強くなった事で魔王の座に就きました。
フレイとは同時期に魔王になったので魔王達の中では仲が良く、同期の様な気さくに接する事ができる間柄です。
ユニークスキルは「獅子心王(ライオンハート)」。自分より強く、格上の相手と戦う際に自身の戦闘能力を大幅に上昇させる事ができ、尚且つダメージ貫通の効果も得る事が出来ます。
ユニークスキルとは別に「魔獣人化」という能力も所持しており、効果は
- 受けたダメージを全回復する
- 消費した魔素も全回復する
- 自身の戦闘能力の大幅に向上させる
と、かなり強くなれます。
上記二つを組み合わせた奥義「獅子竜身(ドラゴンボディ)」は更に、10分間無敵になれます。ですが、その10分を過ぎてしまうと全部の魔素を消費してしまい戦えなくなるという弱点があります。
ミリム・ナーヴァがユーラザニアに宣戦布告した後のカリオンとの戦いでは為す術もなく惨敗。この時の圧倒的な力量差により自分から魔王の座を降り、ミリム・ナーヴァの軍門に下る事にしました。
呪術王(カースロード:カザリーム
カザリームは「呪術王(カースロード)」に二つ名を持つ、元魔王です。
今から200年程前に魔王レオン・クロムウェルの手によって殺された為に魔王の座から降りたとされていました。
しかし、その際に精神体となったカザリームは別の人間の体に憑依し、生き永らえていました。その体というのがユウキ・カグラザカです。
ユウキ・カグラザカは自身の体内にいるカザリームのアストラルボディー(星幽体)を、魔導王朝サリオンにて開発されたホムンクルスに移植し、過去の魔王を復活させます。
ホムンクルスに憑依した結果、カザリームの外見はエルフの美女となり、その姿を見たラプラスはビックリするのと同時に大爆笑します(笑)
ちなみにラプラスは元々カザリームの配下です。カザリームは魔王時代「中庸道化連の会長」を務めており、ラプラスを筆頭にティア、フットマンを配下として置いていました。
その会長であるカザリームがボスと呼んでいる為、ユウキ・カグラザカにラプラス達も強力しています。
ですが、実はカザリームはユウキ・カグラザカによって精神支配を受けており、体のいい駒として扱われているだけでした。
転スラの覚醒魔王の強さと一覧表を紹介!強さが反則的!
八星魔王(オクタグラム)とその前身である十大魔王達について詳しくご紹介しましたがいかがだったでしょうか?
魔王と言えど一括りではなく、その中で強さのランクがあります。特に自身の進化によって強くなり、魔王となった者達と「覚醒魔王(真なる魔王)」とでは、かなりの力量差があります。
覚醒魔王は自身の進化によって魔王となった者達より桁外れに強く、ミリム・ナーヴァ対カリオンとの戦いを見るとその差が顕著にでています。
それでは次項からは一覧を元に「覚醒魔王」について詳しく解説していきたいと思います。
覚醒魔王の一覧
作品内では「十大魔王においても真なる魔王に至った者は4名のみ」と記載されており、新たに主人公であるリムル=テンペストを加えた5名が覚醒魔王(真なる魔王)という事になります。
下記に現在の覚醒魔王を纏めてみました。
- ギィ・クリムゾン
- ミリム・ナーヴァ
- ルミナス・バレンタイン
- ディーノ
- リムル=テンペスト
八星魔王(オクタグラム)内ではダグリュールも覚醒魔王並に強いですが、彼が持つ聖属性が魔王種が発芽しない要因となっている為、覚醒魔王にはなれません。
ラミリスも同様、堕落はしましたが妖精女王とういう事で覚醒魔王になれないようです。
レオン・クロムウェルは作品内では特に触れられていませんが、彼は元は真なる勇者である事から、真なる魔王=真なる勇者となり、覚醒魔王の定義には当てはまらないと考えられます。
また、上記以外の覚醒魔王ですがリムル=テンペストが「暴食之王(ベルゼビュート)」を使い10万人の魂を対価にし、配下を覚醒魔王へと進化させています。
こうして考えるとリムル=テンペストのみならず、彼の周りもチートキャラになってきていますね(笑)
覚醒魔王化に失敗:クレイマン
魔王達の宴(ワルプルギス)でクレイマンはリムル=テンペストと各々の陣営で戦闘を行います。その戦闘時に1万人分の魂が入った宝玉を使い、覚醒魔王への進化を行おうとしました。
ですがリムル=テンペストの究極能力(アルティメットスキル)「智慧之王(ラファエル)」によって全ての計画がバレてしまい、あっけなく宝玉を奪われてしまいます。その結果、クレイマンの覚醒魔王への進化は失敗に終わってしまいました。
万能の我らが智慧之王(ラファエル)先生はこの時「クレイマンが覚醒魔王に進化した場合」までも予測しており
- 魔王ダグリュールと同等の聖魔力を獲得
- 自身のユニークスキル「操演者」の進化
- 体が筋骨隆々に変化
等の能力及び、身体強化を提言しています。
未来をも予測する智慧之王(ラファエル)に脱帽です(笑)
もし覚醒魔王へクレイマンが進化し、覚醒魔王同士の戦いとなった場合、リムル=テンペストが勝利するのは難しくなっていたかもしれませんね。
覚醒魔王(真なる魔王)になる条件とは?
覚醒魔王へと進化するには条件があります。それは
- 魂を1万人分以上集め、生贄として捧げる
- 魂を10万人分以上集め、生贄として捧げ、「暴食之王(ベルゼビュート)」を行使し対象を覚醒魔王へと進化させる
上記の2つですが実質1つですね。後者はリムル=テンペストにしか使えず他の者には無理ですので、覚醒魔王になるには前者一択です。
どちらにしろ、多大なる犠牲がいるという事に変わりはありません。
「転スラの魔王の一覧!八星魔王(オクタグラム)&十大魔王を一挙紹介!」まとめ
転スラ(転生したらスライムだった件)の物語の要ともなる魔王達の一覧をご紹介しましたがいかがだったでしょうか?
八星魔王(オクタグラム)の成り立ちや前身の十大魔王について、覚醒魔王になる為の条件等も併せてご紹介しました。
作品内での魔王という立ち位置は非常に重要で、話しの中枢を担う存在です。
中心的な魔王達の中でも主人公であるリムル=テンペストという存在はかなり異色でチートです(笑)そんなリムル=テンペストの周りで起きる今後の展開から目が離せません。
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