この記事では転スラの(転生したらスライムだった件)に登場する魔王カリオンが死亡した説について詳しく解説していきたいと思います。
彼が何故、死亡したと言われているのか、そのシーンや物語の展開、実際に死亡たのか、はたまた生存しているのか順を追って見ていきましょう。
カリオンは獣王国ユーラザニアの長であり、十大魔王の一人です。そんな彼に宣戦布告したのが、同じく魔王のミリム・ナーヴァでした。
二人とも十大魔王とは言え、戦闘力にはかなりの差があります。覚醒魔王であるミリム・ナーヴァは危険度ランクが一番上の天災級(カタストロフ)という最強に近い人物であり、カリオンは魔王と言えど覚醒魔王には至っておらず、その力量差は火を見るよりも明らかでした。
そんなミリム・ナーヴァとの戦闘後、彼は生死不明となってしまいます。
それでは、次項からカリオンは本当に死亡したのか、ミリム・ナーヴァとの戦闘を詳しく見ていきながら解説していきます。
- 魔王カリオンの生死の行方
- 魔王カリオンの結末
※【注】転スラのネタバレを含んでいます
目次の後から記事の本文が始まります。
転スラのカリオンが死亡する?ミリムとの一騎打ちで消息不明に!
先述記載した様に、魔王カリオンは格上であるミリム・ナーヴァと戦闘をします。
その戦闘中に生死不明となり死亡説が蔓延する事になりました。
それでは、このカリオン対ミリム・ナーヴァの戦闘が何故、起きたのか。その理由を元にカリオンは本当は死んでいるのか、生きているのか、考察していきましょう。
カリオンがミリムと一騎打ち!
この時、リムル=テンペストが不在のテンペストにファルムス王国が攻め込んできており、その主であるリムル=テンペストはイングラシアから自国へ帰ろうとした所を、ヒナタ・サカグチに強襲され絶体絶命のピンチに陥っていました。
そんな時、カリオンが長を務める獣王国ユーラザニアでも魔王ミリム・ナーヴァが「魔王間協定を破棄する」と宣言し、国は大混乱に陥りました。
ミリム・ナーヴァは有言実行をし、宣言の1週間後に獣王国ユーラザニアへの宣戦布告をし、カリオンとの戦闘に入ります。
魔王同士の争いは本来ならば、国同士の戦争と同義なのでお互いの軍対軍で攻撃しあうのですが、対ミリム・ナーヴァにおいては、軍で攻めても無駄であるとカリオンは考え、自国の民を友好国であるテンペストへと非難させます。
そんな経緯があり、カリオンはミリム・ナーヴァと一対一のタイマンで勝負を挑みます。
ですが同じ魔王と言えど、覚醒魔王と自身の進化によって魔王となった者、力の差は歴然でした。
カリオンが必殺技である「獣魔粒子砲(ビースト・ロア)」と奥義である「獣魔人」を合わせて攻撃を繰り出してもミリム・ナーヴァには一切通用しませんでした。
ミリム・ナーヴァはそんなカリオンに見せつけるかの様に「竜星爆炎覇(ドラゴ・ノヴァ)」をユーラザニアの首都へと目掛けて放ち、遥か彼方の地平線まで地面が赤く焼け爛れるという並外れた破壊力を披露します。
ちなみに、このミリム・ナーヴァの攻撃により獣王国ユーラザニアの首都は壊滅しています。
カリオン自身、空へ逃げていた事もありミリム・ナーヴァの攻撃は当たってこそいませんが、はっきりと力の差を見せつけられ戦意喪失してしまいます。
カリオンがフレイに首を斬られて死亡する?
自国の首都を崩壊させた「竜星爆炎覇(ドラゴ・ノヴァ)」を目の当たりにしたカリオンは、戦意喪失すると共にミリム・ナーヴァへの違和感を覚えます。
それが一体何の違和感なのか考えようとした瞬間、同じく魔王のフレイに後ろから短刀で首を斬られてしまいます。
カリオンは首を斬られ、フレイにそのまま何処かへ攫われてしまいました。
普通ならば首を斬られた時点で絶命している筈ですが、獣王国ユーラザニアの長であり、魔王であるカリオンです。もしかしたら生きている可能性もありそうですね。
転スラのカリオンの死亡/生存状況!
カリオン対ミリム・ナーヴァの戦闘が何故、起きたのか、その戦い内での出来事等の詳細をみてきましたがいかがだったでしょうか?
カリオンとミリム・ナーヴァのタイマンである筈が、魔王フレイの参入によって首を斬られ、連れ攫われた事により安否不明となったカリオン。
それでは、カリオンが生死不明の状態で物語はどのように進んだのか、更に順を追って見ていきましょう。
カリオンが斬られた後に連れ去られる
ミリム・ナーヴァの宣戦布告を受けて、自国の民を友好国テンペストへ避難させろと命令を受けた、カリオンの配下であるユーラザニアの三獣士達。
彼等はテンペストの長であるリムル=テンペストにカリオン救出の強力を仰ぎます。
カリオンとミリム・ナーヴァの戦いを見届けた者から話しを聞いたリムル=テンペストは「連れ去られたのならカリオンは生きているはずだ」と進言し、手を貸す事を了承します。
そんな中、魔王達の宴(ワルプルギス)が開催される事となり、カリオンの安否がはっきりしないまま、その日を迎えます。
ライオン型の獣人がワルプルギスに出現
魔王達の宴(ワルプルギス)が開催され、魔王達は従者を2名ずつ(一部の魔王は一人)引き連れて集合します。
フレイが入室した際に、紫苑が何かに気付きます。
フレイの従者の一人がライオンの獣人なのです。リムル=テンペストもこの獣人は見た事がなく、咄嗟に思案します。
魔素量の多さもですが、見た事がないにも関わらず、何処か引っかかる感じがしたのです。
転スラのカリオンは死亡せず生存していた!
フレイの従者として付いてきたライオンの獣人、実は被り物をした魔王カリオンだったのです。
クレイマンに借りを作ってしまったフレイは、使い勝手の良い駒の様に扱われていました。
その際に「カリオンはミリム・ナーヴァとの戦闘で死亡」とクレイマンに嘘を吹き込んでいたのです。
カリオンを匿い、機が訪れるのをじっと待ち、最も効果的な場面でカリオンの生存をバラしました。
カリオンが生きていた為、魔王達の宴(ワルプルギス)にて、クレイマンが長々と説明した
- リムル=テンペストが魔王になったのはカリオンが唆した為
- カリオンが企てた殺害計画によってクレイマンは殺されかけた
- そんなカリオンはミリム・ナーヴァは粛清の名の元に殺害した
という上記の嘘が、他の魔王達にバレてしまったのです。
その後、クレイマンはリムル=テンペストとの戦いに敗れ、魂諸共「暴食之王(ベルゼビュート)」に食べられてしまい、カリオンは死亡しておらず、生存していた事で大団円となります。
皆がホッと一息ついたのも束の間、カリオンはミリム・ナーヴァに「ノリノリで俺をいたぶってくれたのかな?俺達の国を吹き飛ばしてくれたのも、あなたの意志って事ですよね?」と詰め寄ります(笑)
いたぶられ、自分の国を吹き飛ばされたカリオンは、一番の被害者でしたね(笑)
「転スラのカリオンが死亡する?生存状況を解説!」まとめ
転スラ(転生したらスライムだった件)に登場する魔王カリオンが死亡した説について詳しく解説しきましたがいかがだったでしょうか?
死亡したと言われるミリム・ナーヴァとの戦闘シーンやその後の物語の展開、魔王達の宴(ワルプルギス)にて明らかとなったカリオンの生存と順に説明しました。
魔王達の宴(ワルプルギス)を機にフレイと共に魔王を引退し、ミリム・ナーヴァの配下になったカリオン、今後どの様な活躍をしてくれるのか楽しみですね。
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