この記事では転スラのリムル=テンペストが魔王に進化してしまった理由や経緯を解説していきます。
リムル=テンペストは、魔王になるという気は全くと言っていいほどありませんでした。
しかし、その気持ちを覆す大事件が彼に襲い掛かります。
ここでは以下の項目に沿ってその大事件についてまとめていきます。
- リムルが魔王になるという大きな理由と経緯
- リムルが魔王に必要な条件
- 魔王になる事で手に入れたスキル
- 漫画よりも迫力があるアニメ版での演出
※【注】転スラのネタバレを含んでいます
目次の後から記事の本文が始まります。
転スラのリムルが魔王化!進化の理由と経緯を解説!
リムル=テンペストは、魔王とは関係のない種族に転生していました。
また、平和に過ごしたいという想いから魔王への進化自体にはあまり乗り気ではありません。
そんな優しくもめんどくさがりな彼の心境を変えてしまった事件とは何かをここでは解説していきます。
ファルムス王国と西方聖教会が悪巧み
テンペスト王国が邪魔だと判断したファルムス王国は、三人の異世界人を使って戦争の火種を生み出します。
それは【テンペストの魔物は人間に危害を加える】というものです。
作られた状況ですが、これにより西方聖教会がファルムス王国の後ろ盾となります。
これは事前に双方で口裏を合わせたものでもあります。
ファルムス王国の侵略でシオンや仲間が死亡
ファルムス王国と西方聖教会を同時に敵にしたテンペスト王国ですが、戦力的には楽勝と言えるレベルの強さを誇っていました。
しかし、西方聖教会は魔物の力を無効化する結界を使用する事ができます。
不意打ちでこの結界を使われた上に魔王・クレイマンの部下による二重結界によって完全に無力化してしまったシオン達は、命を落としてしまう結果になります。
リムルがエレンから「死者蘇生」の情報を入手
自分の王国に戻ったリムル=テンペストが目撃したのは襲撃を受けて崩壊した街並みと命を落とした仲間の姿でした。
この時に言われた「リムル様の人間は襲わないという言葉を・・・」というゴブリンの言葉に大きな絶望を覚えます。
自分のせいで仲間が死んでしまったと悔やむリムル=テンペストの元に訪れた冒険者・エレン。
彼女は自分の祖国で伝わる御伽噺を話す事で死者蘇生の希望を伝えました。
この死者蘇生は成功する可能性がとてつもなく低いものでしたが、魔王になる事で成功率を上げる事ができると知ります。
これがリムル=テンペストに魔王になる決意をさせた瞬間でもあります。
転スラのリムルが魔王化するために必要な条件とは?
仲間を失い失意のどん底に落ちてしまったリムル=テンペスト。
しかし死者蘇生の可能性を確信した事で、今まで興味を持たなかった【魔王への進化】を実行する事にありました。
ここでは魔王になるための条件を細かく解説していきます。
「魔王種」が必要
魔物が魔王に進化するためには最重要なものが【魔王種】と呼ばれるものです。
これは生まれつき持つものではなく、魔素量やスキルの取得数などから獲得する事ができます。
リムル=テンペストは、過去に戦った豚頭魔王(オークディザスター)を【捕食】した事により取得した可能性が高いとされています。
「1万人以上の生贄」が必要
魔王になるためには種が必要と説明しましたが、種は芽を出して初めて花をつけます。
魔王の種も原理は同じなのですが、成長する養分に必要なのが【魂】になります。
この魂は種族は特に関係はないのですが、合計1万個が必要になってきます。
リムルがファルムス王国軍2万人を全滅させて条件達成
リムル=テンペストは、自身が魔王に進化する為に王国へと進軍してきたファルムス王国軍を1人で倒す事を決意します。
最初こそは部下も共にと声を挙げましたが、自分へのケジメだとその申し出を断ります。
そしてその眼下にファルムス王国軍を見つけた次の瞬間には、大殺戮が始まります。
新たに作り上げた魔法【神之怒】を使う事で瞬時に命を刈り取ります。
しかしそれだけでは取り逃がしてしまう事を考えたリムル=テンペストは、新たに手に入れたスキル・心無者(ムジヒナルモノ)で生き残る全ての兵士を殺す事に成功するのです。
転スラのリムルが魔王化!究極能力(アルティメットスキル)を獲得!
魔王へと進化したリムル=テンペストは、今まで取得していたユニークスキルとは別に特別なスキルを手に入れます。
それは究極能力(アルティメットスキル)と呼ばれる特別な領域に達し者のみが手にする事ができるモノです。
ここでは進化した事により力を得たリムル=テンペストの現在の状況と合わせて解説していきます。
リムルがスライムから魔粘性精神体(デモンスライム)に進化
ただのスライムとしてこの世界に転生したリムル=テンペスト。
魔王に進化した事により魔粘性精神体(デモンスライム)と呼ばれる存在への進化も成功します。
本来最弱といわれていた種族にも関わらず魔王にまで成長した瞬間でもあります。
リムルが各種耐性を獲得
魔粘性精神体(デモンスライム)に進化した事により、リムル=テンペストは魔素数値が進化前の10倍にも跳ね上がりました。
そしてこの時に今まで持っていた耐性とは別に各属性に沿った耐性を取得しました。
この事により、防御耐性も格段に跳ね上がった事になります。
リムルのユニークスキルの進化
魔王へと進化を遂げたリムル=テンペストですが、種族以外にも進化する項目が存在します。
それが所有するスキルです。
スキルにはそれぞれランクがあり、転生した時点では『ユニークスキル』と呼ばれるものになります。
しかし、魔王に進化した事でそのスキルが【究極能力(アルティメットスキル)】へ進化しました。
知慧之王(ラファエル)
リムル=テンペストのユニークスキルの中で最も使用されていたのが大賢者です。
思考加速や解析鑑定に特化していたからこそ、右も左も分からない異世界でも生き抜く事が出来たとも言えます。
そんな大賢者が上位互換である【智慧之王(ラファエル)】へと進化した事により、今までとは比べ物にならない能力値へと跳ね上がりました。
暴食之王(ベルゼビュート)
リムル=テンペストは魔王に進化して大賢者以外にもスキルを進化させます。
それは【暴食之王(ベルゼビュート)】です。
魔王への進化に伴い、暴食者(グラトニー)と心無者(ムジヒナルモノ)を融合させて作り上げられた究極能力(アルティメットスキル)になります。
このスキルこそが反魂の秘術において必要不可欠なものとなっているのです。
リムルから配下に祝福(ギフト)
魔王になるという重大な儀式が完了したリムル=テンペストは、そのまま深いスリープモードに入ります。
この時、配下である紅丸達には【祝福(ギフト)】と呼ばれるものが送られていました。
この能力の大本は魔王となった魔物の配下に属する魔物に能力向上がプレゼントされるシンプルなシステムです。
しかし、このシステムによって紅丸達は更に強い存在へと成長する事になります。
転スラのリムルが魔王化してからどうなった?
魔王の種が成長し、無事に【魔王への進化(ハーベストフェスティバル)】が開始されたリムル=テンペスト。
しかし種族の進化やスキルの進化など、様々な要因が重なり深いスリープモードに入ってしまいます。
そのままでは仲間の蘇生が出来ないと判断した智慧之王(ラファエル)が主導権を交換し、行動に移ります。
「反魂の秘術」と「死者蘇生の秘術」でシオン達が死亡から復活!
主導権を獲得した智慧之王(ラファエル)がまず初めに行った事は、暴食之王(ベルゼビュート)による結界内の魔素を食らう事です。
これが死んでしまった仲間達の魂を集める行動になります。
そしてその集めた魂を魔素の塊としてそれぞれに正しく振り分ける事で蘇生を完了させようと試みました。
進化前のリムル=テンペストであればその成功率は3.14%しかありませんでしたが、魔王となった魔素量と智慧之王(ラファエル)の解析によって100名もの仲間の蘇生に成功する事ができました。
ディアブロがリムルの配下になる
無事に死んだ仲間を復活させる事ができたリムル=テンペストですが、実は新しい仲間も存在しています。
それが悪魔である【ディアブロ】です。
魔王への進化(ハーベストフェスティバル)にてスリープモードに入る前に悪魔召喚にて呼び寄せた存在ですが、呼び出した段階でもテンペストでも上位の戦闘能力を持っていました。
しかし、リムル=テンペストに忠誠を誓い傍にいたいという願いから名前を付けた事により召喚早々テンペストでも1、2を争う強さを持つ存在へとなりあがります。
ファルムス王国は実質崩壊
テンペストに攻めてきたファルムス王国は真逆の状態にあります。
国王自体は捕虜として生きている状態ですが、恐怖心から完全にテンペストを恐れている状態です。
また、長年ファルムス王国に使えていた魔導士・ラーゼンはディアブロの配下へと堕ちてしまいます。
この状態も相まって、ファルムス王国は実質崩壊してしまった事になります。
リムルがクレイマンに反撃
魔王へと成長したリムル=テンペストは、無事に仲間の蘇生を完了したのちにもう一つの目論見を完了させるために動き出します。
それは自分達にこれだけの仕打ちを見せた黒幕である魔王・クレイマンへの反撃です。
今までは魔王という立場もあり、波風を立てないように関わらないようにしていました。
しかし、同じ魔王という立場になった今、正々堂々と正面からクレイマンを倒す決意をするのです。
転スラのアニメのリムルの魔王化!反魂の秘術のシーンが感動的!
元々魔王になった理由も仲間を助ける事が目的でした。
その為に行われたのが【反魂の秘術】なのですが、とても美しく感動的です。
魂を集めるシーンや秘術が成功するシーンなど、成長したリムル=テンペストの姿も合わさって神秘的な儀式として描かれています。
アニメ版では、それらに綺麗なエフェクト効果がかけられる事で、アニメでしか描かれない美しい場面となっていました。
「転スラのリムルが魔王化!進化やアニメ版の演出がヤバい!」まとめ
今回は転スラでリムル=テンペストが魔王へ進化した理由や経緯について細かくまとめてみましたがいかがだったでしょうか。
そもそもがチート級のスキルを持っている主人公が、仲間のために絶対的王者と呼べる存在になる決意をした流れです。
魔王になる事で肉体の成長も進み、大人のリムル=テンペストが戦うシーンも多くなります。
アニメではそれらのシーンに鮮やかなエフェクト、盛り上げるBGMなどがプラスされて更に目を引くものとなっています。
今後3期がどのように描かれるのかを楽しみにしていきましょう。
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